「やりたいけれど無理かもしれない」
「絶対無理だろうな」
「ちょっと頑張ればできるかもしれない」
挑戦にはレベルがありますよね。
今回は、私が「ちょっと頑張ればできるかも」と思い、実際に叶えたひとつの願い。
それは――「一度でいいから、猫と一緒に暮らしてみたい」という夢でした。
「本当はやりたかったこと」に向き合う
「一度だけでいい。猫と暮らしてみたい。」
この気持ちは、ずっと私の心の奥にしまわれていました。
でも現実には、ずっと犬と暮らしていた私にとって、猫との生活は少し遠い世界のように感じていたのです。
我が家では、先代の犬は老衰で、2代目は病気で旅立ちました。
命を見送るたびに、「もうこんな悲しい思いはしたくない」と感じました。
動物と暮らす幸せよりも、別れの辛さが先に立ってしまっていたんです。
でも、それでも…
心のどこかではずっと「もし行く場所がない子がいるなら、うちに迎えてあげたい」と思っていました。
「今しかない」その時が来た
新たな動物を迎え入れたいと思っていた同じ時期位に、主人の病気がわかりました。
主人の体調がいつ悪くなるか分からないので、毎日の散歩が必要な犬をまた迎えることは難しいと感じていました。
でも不思議と、その時ふと思い出したんです。
「猫だったら…?」という気持ち。そして自分なりに色々と調べてみました。
ずっと憧れていた猫との暮らし。
その夢に、少しだけ近づいてみようと思いました。
勇気を出して、ひとりで保護猫の譲渡会に行くことにしたのです。
ドキドキしながらの譲渡会
猫の事をネットで色々調べてみたものの、正直、猫のことはよく分かっていませんでした。
抱っこの仕方も、性格も、鳴き声の意味さえも。
会場では人も猫も多く、私は完全にオロオロしていました。
でも、心の中には「今日、運命の出会いがあるかもしれない」という小さな期待がありました。
そして――
ある一匹の猫を、抱っこさせてもらいました。
その子を腕に抱いた瞬間、胸がふわっと温かくなったのを覚えています。
初めてなのに、不思議な安心感がありました。
きっとこの子も、私を選んでくれたのだと思います。
我が家に猫がやってきた日
こうして、我が家に初めて猫ちゃんを迎えることになりました。
不安もたくさんありました。でも、それ以上にうれしさが勝っていました。
慣れないキャットライフに戸惑いながらも、少しずつ信頼関係が築かれていく日々。
その過程が、本当に愛おしかった。
数ヶ月後には、もう一匹の猫を迎え入れました。
気がつけば、猫たちが私たち家族の心をしっかりと支えてくれていたのです。
動物と暮らすということ
動物と暮らすには責任があります。
日々の健康管理、清潔な環境作り、定期的な病院通い――
決して「可愛いから」とか「流行ってるから」では飼えない存在です。
そのことを受け入れた先には、人間だけでは経験できないことや気づきを与えてくれる。人として賢くなれるし、視野も広くなります。
最後に「とにかく行動をしてみよう」
今回の体験を通して、「ちょっと頑張ればできること」が、人生にどれほどの彩りを与えてくれるかを実感しました。
そして一つ一つの行動が結果につながっているという事。
今回の場合は
①猫の事を調べてみる
➁譲渡会の日程と場所を調べる
③実際に行ってみる
これは私の体験の流れですが、やりたい事の流れはこれと同じだと思います。
まず気になることを調べてみる。
具体的にどう動けばいいのか考える。
実際に行動する。
「無理かもしれない」と思っていることも、勇気を出して一歩踏み出せば、案外手が届くのかもしれません。
そして、もしあなたが動物との暮らしを考えているなら――
どうか保護猫、保護犬という選択肢も心に留めてみてください。
行き場のない命が、あなたの人生を温かく変えてくれるかもしれません。
※(動物との生活は責任を伴いますので、しっかり検討してから行動してください)
最後まで読んで下さってありがとうございました。
また我が家で実際に使っている猫グッズを紹介できたらと思っています。
今回の教訓
「どうしてもやりたい事があるなら、スモールステップから始めてみる」
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