『ミッション:インポッシブル』シリーズは、単なるスパイ映画の枠を超えて、イーサン・ハントというキャラクターの変化、そして演じるトム・クルーズの俳優人生そのものが重なり合った作品です。
今回は、シリーズごとのイーサンとトムの変化、さらには撮影の舞台裏にまで踏み込みながら、その進化をたどっていきますね👍
私の想いが入りすぎてます(ごめんなさい)
最後にインタビュー動画も添付しています。これは絶対見てほしいのでできれば最後まで読んでいってください🤗🤗
<今回の記事は約7分で読めます>
『ミッション:インポッシブル』(1996)
第1作目のイーサン・ハントは冷静沈着で寡黙なプロフェッショナル。裏切りの中で孤独に立ち向かう姿は、冷たい知性を感じさせるものでした。
トムは当時33歳。俳優としてすでにスターの座にありながら、自身のキャリアを長期的に支えるシリーズを築くために製作総指揮も兼任。この作品を皮切りに、俳優だけでなく映画プロデューサーとしての本格的な一歩を踏み出します。
📸1作目の撮影秘話
あの名シーン『ミッション:インポッシブル』の代名詞と言われる「宙吊りの侵入」はトム自身が演じ、体のバランスを取るために靴にコインを入れて調整していたというエピソードが残っています。
汗が落ちそだったりジャン・レノが演じるフランツがワイヤーを必死に引っ張るシーンは息を飲みました💦ネズミが出てきてね…、あ!話が終わらなくなりそうなのでこれくらいにしときましょう😅
『M:I-2』(2000)
今度のイーサンはスタイリッシュで情熱的。よりヒロイックに、感情を表に出すキャラクターへとシフト。激しい恋愛模様も描かれます。
36歳のトムは、ちょうどハリウッドで**「世界で最も稼げるスター」**として頂点を極めた時期。長髪、黒サングラス、バイクというアイコン的スタイルで、時代を象徴するアクションスター像を確立しました。
📸2作目の撮影秘話
オープニングの断崖絶壁クライミングは本人による実演。安全ロープ1本で登るその姿に、スタッフは撮影中ずっと緊張しっぱなしだったとか。
私はこの2作目のオープニングで完全に恋に落ちました😍男女問わず惚れますね❤️
『M:I-3』(2006)
イーサンは家庭を持ち、守るべき人がいる存在へと変わります。冷酷なスパイから、悩み苦しむ“人間”へとキャラクターが深化。
43歳のトムは、公私ともに大きな転換期。娘スリの誕生や宗教問題などが話題となり、スキャンダルの最中でも一切演技を妥協せず、むしろ「人間ドラマとしてのMI」を提案。プロデューサーとしてJ.J.エイブラムスを監督に抜擢し、物語に深みを加えました。
📸3作目の撮影秘話
ストーリー構成や演出面でトムが積極的にアイデアを出し、彼の📸撮影秘話提案によりラストの「電気ショック復活」シーンが生まれたといわれています。
ミシェル・モナハン演じるジュリアと共に戦うシーンはドキドキしました💓
この作品以降もジュリアは少し出てきましたね😊
『ゴースト・プロトコル』(2011)
イーサンはチームのリーダーとして、信念を軸に仲間と共に動く存在へと進化。信頼と責任を背負う姿が印象的です。
49歳のトムは、「年齢による衰え」を全く感じさせない驚異的な身体能力を見せつけ、アクションのリアルさで若手を圧倒。この作品以降、トム・クルーズ=“本物のスタントをする俳優”という評価が決定的になります。
📸ゴースト・プロトコルの撮影秘話
ブルジュ・ハリファの外壁をトムが本当に登っている姿は、カメラマンでさえ高所恐怖症になりかけたほどのリアリズム。本人は「風が楽しかった」と笑っていたとか。
いや😱楽しかったって、すごい余裕ですね。命がけなのに💦
映像で観ているこちらも高所恐怖症になりそうだった😨

『ローグ・ネイション』(2015)
敵「シンジケート」に立ち向かうイーサンは、信念を貫く孤高のリーダー。信頼と裏切りの中で、揺るがない意志を見せます。
53歳のトムは、若手俳優に代替されるどころか、アクション界の最前線に自ら立ち続ける選択をします。老いではなく成熟した覚悟を感じさせる演技とスタントの両立が、さらに評価を高めました。
📸ローグ・ネイションの撮影秘話
飛行機の外側にしがみついて飛ぶ冒頭シーンでは、本当に離陸時の機体にくくりつけられて撮影。虫が目に当たるなど予期せぬ問題も発生したが「やり直しは嫌だ」と一発撮りに挑んだという。
全く経験したことがないから分からないけど、すごい風圧だったのが映像から伝わってきましたね。
くくりつけられてたとはいえ、命の保証はないのにそれに挑戦するトムは凄すぎる。

『フォールアウト』(2018)
イーサンは世界と仲間を天秤にかけながらも、人を救うことを優先する“哲学的なヒーロー”に。選択と責任がテーマになります。
56歳のトムは、今やMIシリーズの「俳優」ではなく「原動力」として機能。監督クリストファー・マッカリーとの信頼関係のもと、制作・脚本・演出にまで踏み込む“共同作家”的役割を担っています。
📸フォール・アウトの撮影秘話
屋上ジャンプの撮影中に実際に足を骨折。だがカットを続け、そのテイクが本編に使われた。「痛そうに走っているのは、実際に痛かったから」と本人談。
『デッドレコニング PART1』(2023)
AIという目に見えない敵に挑むイーサン。情報戦の中で「信じられる人間関係」を選び取ろうとする姿が描かれます。
60歳を迎えたトムは、もはや俳優という枠を超えた存在に。**スタント、製作、物語のテーマ形成に至るまで作品全体に影響を与える“クリエイティブ・リーダー”**として君臨しています。
📸デッド・レコニングの撮影秘話
ノルウェーの断崖からバイクでダイブ→空中でスカイダイビングという離れ業を、500回以上のジャンプ訓練を経て実現。監督マッカリーは「この男の辞書に“限界”という言葉はない」と語っています。
500回以上って???
いわゆる私たちが想像する60歳ではないのでしょう。でもそれはトムの努力の積み重ねなんだと思います。

キャラクターと俳優の進化:対照比較表
作品 | イーサンの変化 | トム・クルーズの変化 |
---|---|---|
M:I1 | 孤高の天才 | 俳優からプロデューサーへ |
M:I2 | クールなヒーロー | スターとしての確立 |
M:I3 | 感情ある人間 | 人間ドラマを追求する演技 |
M:I4 | チームの中心 | 実践型アクション俳優へ |
M:I5 | 仲間との信頼 | 年齢を超えた挑戦者 |
M:I6 | 哲学的リーダー | 映画全体を支配する存在に |
M:I7 | 絆を守る孤高の戦士 | 生きる伝説・シリーズの魂 |
🎬トム・クルーズが語る“挑戦する人生”
最新作についてのインタビューで以下のように語っています👇
最新作のアクションシーンについて、「無理かもしれない」と感じた瞬間はあったかという問いに、トムはこう答えました。
「毎回そうでした。」
彼にとって、過酷な撮影や極限のスタントはもはや当たり前のこと。それでも一切手を抜かず、毎回がチャレンジの連続だと語ります。その原動力はどこにあるのかと聞かれると、迷わずこう答えました。
「情熱と愛です。」
トムにとって映画づくりは「仕事」ではなく、「これこそが自分自身」。常に高い目標を持ち、挑戦し続けることが生きる喜びなのだと話します。難しいことがあっても、大変な状況でも、**「何があっても諦めない」**という強い意志がその姿勢に表れています。
スタントが怖くないかと問われると、「もちろん怖いです」と率直に認めたうえで、「怖さがあっても、それが自分。さまざまな感情があるのは自然なこと」と語る姿は、まさに“リアルなヒーロー”。
そして何より彼が大切にしているのは、「人々を楽しませること」。そのために全力を尽くし、今の自分の立場を「当たり前だと思わないようにしている」という謙虚さにも、彼の人柄がにじみ出ています。
スタントは怖いと思っているし、無理かもしれない・・と思ってる、でも私たちを楽しませるために命がけで映画を制作している⭐
もう観ないという選択肢はないでしょう‼️
ご紹介した過去の作品をハラハラしながらお家で楽しみたい方は👇

✅ まとめ
トム・クルーズが演じるイーサン・ハントは、単なるアクションヒーローにとどまらず、シリーズを重ねるごとに「信念」「仲間」「人間らしさ」を備えた奥深いキャラクターへと進化してきました。そしてそれは同時に、トム自身が年齢や立場を超えて、常に限界を突破し続けてきた証でもあります。
一作ごとに命がけのスタントに挑み、自らプロデューサーとして作品を統括しながら、観客に「本物」を届ける姿勢。それが『ミッション:インポッシブル』シリーズが30年ちかく愛され続けてきた理由なのかもしれません。
最新作『ファイナル・レコニング』で、イーサンとトムはどんな“進化”を見せてくれるのか――。
シリーズ最終作とも言われていますので、何とも寂しく複雑な気持ちですが劇場で目一杯楽しみ、作品にどっぷりはまりましょう!!
最後に出演者のインタビュー動画です。
もうね・・トムの紳士的なコメント😍 他の出演者もめちゃくちゃ素敵で、見ていて自然と笑顔になりますので、是非この動画も見て下さい!!👇👇
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