「ミッション:インポッシブル」を支える男──ヴィング・レイムスという名脇役の存在感

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「名前は知らないけれど、顔を見たら『あ、この人か!』と思う俳優」って、誰しも一人は思い浮かぶのではないでしょうか?そんな“知る人ぞ知る名優”の代表格が、今回ご紹介するヴィング・レイムスです。

ハリウッド映画をよく観る方なら、どこかで必ず彼の姿を目にしているはず。重厚な声と落ち着いた存在感、そして帽子姿が印象的なこの男こそ、人気シリーズ『ミッション:インポッシブル』を支えるなくてはならない存在なのです。

世界的人気を誇るスパイアクション大作『ミッション:インポッシブル』シリーズ。その魅力は、主役イーサン・ハント(トム・クルーズ)の華やかなアクションだけではありません。私が特に注目したいのは、シリーズ全作に登場する唯一のキャラクター、「ルーサー・スティッケル」を演じるヴィング・レイムスの存在です。

🎭ヴィング・レイムスとは?

ヴィング・レイムス(本名:Irving Rameses Rhames)は1959年5月12日、ニューヨーク出身の俳優。1984年にキャリアをスタートさせ、1994年の『パルプ・フィクション』ではマーセルス・ウォレス役として強烈な印象を残しました。その後も『コン・エアー』『アウト・オブ・サイト』『リロ・アンド・スティッチ』『ドーン・オブ・ザ・デッド』など、多くの映画で確かな演技を見せてきた実力派です。

💻シリーズの“精神的支柱”ルーサー・スティッケル

『ミッション:インポッシブル』シリーズでは、IMF(Impossible Mission Force)の伝説的ハッカー、ルーサー・スティッケルを演じています。彼は技術面だけでなく、イーサン・ハントの長年の友人として、精神的な支えにもなっており、ファンからの信頼も厚いキャラクターです。

帽子を被ったスタイルと、どこか落ち着いた佇まい。そんなルーサーの姿は、ハラハラするミッションの中でも安心感を与えてくれます。個人的には、どんなに追い詰められた場面でも「彼ならなんとかしてくれる」という信頼感を持たせてくれる存在というところが好きです。

🎥脇役が作品を輝かせる

映画というのは、主役の力だけで成立するものではありません。とくに長く愛されるシリーズ作品には、安定感のある脇役の存在が欠かせません。ヴィング・レイムスのような俳優がいることで、物語に厚みが加わり、観客は安心してその世界に没入できます。

過去の名作も、振り返ってみると「脇役が素晴らしかった」と感じることが多いですよね。まさにレイムスはその“名脇役”の代表格。彼がいるからこそ、『ミッション:インポッシブル』はただのアクション映画ではなく、“信頼と絆の物語”になっているのではないでしょうか。

“日本の名脇役”といえば…笹野高史さん

ハリウッドにヴィング・レイムスがいるなら、日本には笹野高史さんがいます。
あの柔和な笑顔と独特の存在感で、時にユーモラスに、時にしみじみとした演技で物語に深みを与える笹野さんは、まさに“日本の名脇役”。

今、彼はバラエティー番組などにも出演されていて名前を知っている方が多いと思いますが、20年ほど前は彼の名前を知らなかった方も多いはずです。
『釣りバカ日誌』『武士の一分』『おくりびと』などで見せた名演は、作品に安心感と温かみを与えてくれ、時には恐怖を感じるような役も演じられます。
私が見た笹野さんのドラマで素晴らしいと思ったのは『新参者』です。
人は追い詰められた時にパニックになり”笑顔”のような表情が出ます。その表情を笹野さんは見事に表現されていました。本当にすごい俳優さんです。

ヴィング・レイムスと笹野高史――ジャンルも国も違えど、“名脇役が作品を支える”という点では共通しており、その存在があることで、観る側は心を委ねることができるのです。

さいごに

どうしても主役に目が行きがちですが、脇役がしっかり固まっている作品は長い間たくさんの人を楽しませてくれる作品になります。ずいぶん前の作品だけどまた観たいと思う作品は、その俳優が誰なのか?というのを忘れさせてくれる作品なのではないかと私は思います。

主役が輝くその陰に、いつも静かに支える名脇役たちの姿がある――それが、映画の魅力なのかもしれません。

あなたの好きな名脇役は誰ですか?

最後まで読んで下さってありがとうございました🎬

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