今回は本当に私の趣味ブログです。でも、中身はちょっと深くしてます。
まもなくトム・クルーズの最新作『ファイナル・レコニング』が公開されます。ファンとしては待ちに待ったこの時期。各テレビ局でも、来日したトムの姿がたびたび映し出され、映画の公開前からすでに気持ちが高まっています。
私は昔からトム・クルーズのファンで、彼の映画は本当によく観ています。彼が出演する作品には必ず、彼ならではの魅力があります。アクションでもドラマでも、どんな役を演じても引き込まれる。そして何より、世界中でこれほどまでに長く愛され続けているのは、彼の人柄によるところが大きいのではないでしょうか。
そんな彼の来日映像を見ていて、ふと気づいたことがあります。
「英語が、聞き取りやすい」
私は英会話で言えば中級者ぐらいですが、彼の話す英語はスッと耳に入ってくる感じがしました。もちろん全て理解できるわけではありませんが、テンポや発音、言葉の区切りがとても明瞭で、「聞こうとすれば理解できそう」と思わせてくれます。
海外の俳優さんはもう早すぎて何を言っているか分からないという方が多いです。
これはおそらく、トムの元々の話し方というだけでなく、世界中のメディアで取材を受けてきた経験から、「伝える相手」を常に意識した話し方をしているからではないでしょうか。
そういえば、かつて長年トム・クルーズの通訳を務めた戸田奈津子さんも、「トムは通訳のことを考えて、ゆっくり話してくれる」とおっしゃっていた記憶があります。まさに、細やかな気づかいの人。彼のそうした姿勢に、心から尊敬の気持ちが湧いてきます。
トム・クルーズは、私たちから見れば“雲の上の存在”です。でも、彼のこうした気づかいの姿勢は、私たち一般人にも通じるものがあるのではないでしょうか。
たとえば、仕事や日常の中で、慣れていること・慣れている人に対して「まあ、だいたい言えば分かるだろう」と思ってしまうことってありますよね。でも、それって結局は「自分基準」でしか物を見ていない証拠。本当に相手を尊重するなら、相手の立場に立って、伝え方や言葉の選び方を考えることが大切だと思います。
もちろん、頭では分かっていても、日々の中ではつい忘れてしまう。なかなか実行に移すのは難しいことです。でも「トムはそれをやっている」と思うと、自分ももう少し意識してみようという気持ちになれます。
彼が40年以上にわたって第一線で活躍し続けている理由は、演技力やスター性だけでなく、こうした“人としての姿勢”にもあるのかもしれません。
映画『ファイナル・レコニング』の公開がますます楽しみになってきました。そしてその背後にある、トム・クルーズという人間の魅力を、また一つ深く感じた気がします。
最後にトム・クルーズと戸田奈津子さんの温かくなる映像です。↓
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